10月に入り、朝晩は涼しくなってきましたが、日中は夏の様な気温の宮崎県です。
10月は夏の花が終わりを迎え、そろそろ花を模様替えしようという人が増える時期ですね。風の丘ガーデンでもそういったお客様がいらっしゃいます。
しかし、生産者としては10月はまだまだ暑く、「植え替えるならもう少し待って」といった悩ましい時期でもあります。俗にいう「端境期（はざかいき）」ですね。夏の花は遅すぎるけど、秋冬の花は早すぎるってやつです。
風の丘ガーデンでは10月下旬頃から花の種類が豊富になるので、その頃から寄せ植えを発送しております。
▶ダイアンサス-ナデシコ(Dianthus) - 奥
秋の七草のひとつであるナデシコ。1年草扱いや、多年草の物もあります。
風の丘ガーデンでは「カラーマジシャン」という品種の四季咲きナデシコを入れて長く楽しめるようにしております。
▶アルテラナンテラ(Alternanthera) - 左奥
秋口のカラーリーフの代表格の一つです。初秋から霜が降りる晩秋まで鑑賞いただけます。最近は育種が盛んで、様々な草姿のアルテラナンテラが見受けられます。1年草扱い。
▶ジュジュサンゴ(Rivina humilis) - 右奥
赤い実が秋の雰囲気を演出してくれます。こちらも初秋から霜が降りるまでの鑑賞期間となっております。1年草扱い。
▶ビオラ(Viola) - 中央
秋から春にかけて咲き続けてくれる、スーパー・ロングラン・プランツ。様々な色や品種があり、近年では個人育種化の変わり種のビオラも人気です。
こまめに咲き終わった花柄を摘むと長く楽しめます。1年草。
▶ビデンスーウィンターコスモス(Bidens) - 左手前
黄色や白色、ピンクも流通している近年人気の植物です。霜を避けられれば年明けも開花し続けます。寄せ植えでも適度な高さがあり重宝する植物の一つです。1年草扱い・多年草(品種による)。
▶ヘデラ(Hedera) - 右手前
一年間通して活躍してくれるカラーリーフの一つです。1ポットを何株かに分けてポイントで使うと、主張しすぎず、自然な寄せ植えに仕上がります。
ハートの品種や斑が多く入った品種等、様々な園芸品種があります。多年草。
▶アリッサム(Alyssum) - 手前
こちらもビオラと同様、スーパー・ロングラン・プランツの1つ。秋から春先まで楽しめます。こちらも終わった花柄をこまめに摘むと長く楽しめます。
◎置き場所
軒下の直接雨が当たらない、日当たりが良い場所に置いて下さい。空気が乾く季節に入るので、水切れに注意してください。
◎植え替え
10月の寄せ植えは半分は秋の花、半分は冬の花が入っているので、霜が降りると秋の花は役目を降ります。終わった植物は冬の植物に植え替えをすると翌春まで楽しめます。
◎ご注意
紹介したすべての植物が入っているとは限りません。あくまでも一例の紹介になりますのでご注意ください。
ブリキ/バスケットのデザインも一例です。