南九州の初秋10月上旬~中旬はようやく朝晩が涼しい時期になり、過ごしやすい気候になりますよね。
お庭はというと夏物の花は疲れが見え、雑草はひと段落したので庭の秋物を植えようかな!といって来店し頂くお客様もちらほら。
しかし、園芸店に行っても「ん~花がない・・・」といった経験をされた方もいるのではないでしょうか。
生産側の視点から言うとこの時期は「端境期」といって丁度植物の供給が止まりやすい時期になります。
夏の花を生産するには販売時期が短すぎて市場価格が叩かれやすい。かといって秋物の花をこの時期に出荷するというのはとんでもなく暑い時期に種蒔きをしないといけないのでロスが出やすく非常にリスキーになります。
要は夏物を植えるには遅すぎるし、秋物を植えるには早すぎる時期なのです。この時期の服装の悩みと一緒ですね。
前置きが長くなりましたが、我が町「宮崎県小林市」でも10月初旬~中旬になると生駒高原のコスモスが満開になります。秋の夕暮れとコスモスは何ともいえぬ幻想的な情景を醸し出してくれます。
風の丘ガーデンもコスモスが好きで何年も育てて楽しんでおります。
そこで一般家庭でも楽しめるコスモスの栽培方法をお伝えしたいと思います。
コスモスは「種子」から
1年草のコスモスは種子から栽培する方がベターです。
というのも背丈が大きく、直根であるため、営利生産向きの植物ではないんです。なので販売店へ行ってもなかなか苗は見かけません。
園芸店に置いてある種子か通販で取り寄せた方がいいでしょう。
種まきの時期によって背丈が変わる
風の丘ガーデンでは背丈が大きくなりすぎない様100cm?を目標に播種時期を
8月に設定しております。それより高い方が好みという方は8月より前に、低い方が好みという方はそれ以降に蒔いてみてください。
園芸品種は多種多様
一般的によく見るコスモスは赤、ピンク、白ですが、黄色のキバナコスモスやオレンジがかったオレンジキャンパスという多種多様な品種がありますので、是非自分のガーデンに合う色調を選んでみるのも楽しいですね。
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