母の日にカーネーションを貰った方も多いいのではないでしょうか?
でも、「蕾が全部咲かない」「元気がなくなっていく」「カーネーションは難しい」という話を良く耳にします。
風の丘ガーデンの生産部門では15年以上、毎年10,000鉢以上のカーネーションの栽培に携わってきました。
そこで、カーネーションを長く楽しむコツをお伝えしていこうと思います。
◎貰ったけど、このまま飾っていいの?
大抵のカーネーションはラッピングがしており、生産鉢をそのまま包装資材で包装した物、カゴに入れてラッピングした物、ブリキ鉢に入れてラッピングした物を良く目にします。
貰ってから2~3日はこの状態で楽しんでも構いませんが、ラッピング資材は水を通さないため、そのまま水をやり続けると過湿になりすぎて根腐れ、ムレの原因となりますので、もったいないかもしれませんが、2~3日したらラッピングを外して管理しましょう。
◎置き場所は?
こちらもよく「室内でいいのよね?」「玄関先でいいよね?」といったスルー出来ない質問を聞きます。
日当たり抜群の室内、日当たり抜群の玄関先だと問題ないとは思いますが、大抵の場合、光量が足りない場合が多いです。
カーネーションの栽培時には陽が燦燦と降り注ぐ温室ハウスの中で栽培しており、カーネーション自身も光が好きな植物です。この状態から一気に日陰に移るとどうなるか想像がつきますよね?
光量が足りないと、せっかくついた蕾が咲き切らない状態になります。日当たりのいい場所で管理しましょう。
◎水やりの頻度は?
置き場所にもよって変わってくるのですが、日当たりが良い所で管理する場合、晴れたら1日1回、曇り/雨の時は2日に1回ぐらいが目安です。
土の表面が乾きそうだったらたっぷりと下から水が滴る程度に上げてください。
ここでポイントになるのが、貰うタイミングが5月の2週目が多いと思います。このころから急に日差しが強くなり、カラカラとした暑さの日が始まります。
人間もそうですが、季節の変わり目に体調を崩しやすいように、植物も季節の変わり目には弱いです。
人間ものどが渇くように、植物も急に土中の水分が少なくなりやすいので、人間と同じように水切れを起こさないように気を付けて体調管理をしてあげてください。
また、市販の液体肥料を1週間に1回1,000倍~1200倍でかけてあげると元気な株を維持できます。面倒な場合は粒肥料を一つまみパラパラと置きましょう。
◎最後に
終わった花はこまめに摘んであげる事で次の蕾に栄養を行かせる事ができます。
ぜひこれらの事を実践して苦手意識を克服してみてください。
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